車の「エンジン」にスペックはどれくらい必要なのか?
今から30年ほど前になりますが、バブル期という事もあって日本車がとにかく元気でした。そんな中、日産から4代目「フェアレディZ」が発売され、そのエンジン出力が280馬力という、当時としては驚きのスペックでした。
話によると本当はもっと上のスペックで出そうとしたところ、当時の運輸省からの指導で280馬力に抑えたらしいのですが、そこからしばらく「280馬力自主規制」という謎の暗黙ルールができました。
今もそうですが、日本のお役所って余計なことしかしないのですね。
ところで実際に車を運転していて思うのですが、どれくらいの馬力やトルクが必要なのか、私以外のドライバーはどう考えているのでしょうか。
そりゃ運転するシチュエーションによって違うでしょうが、あまり考えてもいないのでしょうかね。
最近は「若者の車離れ」などと言われる時代なのですが、確かに若いドライバーを見かけると軽自動車に乗っているケースが多いし、ビュンビュン飛ばす若者は少なくなったのかもしれません。
若かりし頃、恐ろしいスピードで飛ばしていましたが、今考えると怖くなってしまいます。生きてて良かった・・・。
理想から言うと、高出力エンジンで余裕をもったドライブをするのが良いのでしょうが、そんな車はお高いですし、現実的にはエンジンスペックより見た目や、装備なんかで車を選んでしまう人が多いでしょう。
ここからは経験上の勝手な話ですが、馬力に関して言えば150馬力以上は欲しいところです(車体重量にもよりますが)。それくらいあれば高速道路でもストレスなく走れます。
またエンジントルクですが200Nm以上あれば、これまたストレスなく走れます。しかしいつからトルクの単位が「Nm」になったんでしょう。どうでもいいですが。
お財布との相談になりますが、余裕あるエンジンで余裕あるドライブは楽しいですし、もっと若い世代にも車の楽しさを知ってもらいたものです。