好きなものも年齢とともに移り変わるものです
長いこと車に乗っていると、年齢の経過とともに趣向が変わっていくものです。
今から30年ほど前は「車がなければお話にならない」ってな感じでしたが、もちろん田舎ならではのことなので、全国すべてがこんな風潮なわけはなかったと思います。
その当時、大きく分けると大型セダンにあこがれる「VIPコース」と、速い車にあこがれる「走り屋」コースの2つになりました。
私は後者の方だったのですが、まあ若い頃はお金がないもので(今でもありませんが・・・)、2台目の車で念願が叶いました。
その車は「RX-7」という今では販売されていない車で、その後発売された3代目RX-7と区別するため「FC」という奴です。
もう納車された後の幸福感というか、高揚感は忘れられないものがあります。平成になって間もなくで、世の中「バブル時代」でした。とはいっても「バブル」を実感もせず、その恩恵にも与っていませんでしたいませんでしたが。
ただ夢のある時代だったと思います。私の車はマツダでしたが、同じ土俵にトヨタはスープラ、日産はスカイラインやシルビアがあり、現在の価値観で言うとリーズナブルなFRスポーツ車が揃っていました。
その他のメーカーはというと、ホンダは完全にFF+VTECで攻めていて、それ以外は面白い車は多くあったものの、FR限定ではライバルはいません。
詳しくはまたの機会に譲るとして、このRX-7に13年間お世話になりました。今思っても感謝の気持ちでいっぱいです。
しかし、その後の変遷を追うと、⇒ファミリアHB⇒ゴルフ(4代目HB)⇒ゴルフ・オールトラック⇒ゴルフ・オールトラックとなっています。
ちなみに、これは前のオールトラックです。
そもそも、いきなりRX-7からファミリアが急転直下なのですが、そこは経済的事情でした。そのファミリアがひと冬で腐ってしまい(マジで下回りサビサビ)、買い替えたのがゴルフで、その時には「4ドアじゃなきゃ・・・」と、いつの間にか実用主義になっていました。
そこから更に実用的になった結果が「ツーリングワゴン」です。イイですよホント。今はこれに満足ですし、人の好みに文句を言うつもりはありません。
車の好みもそうなんですが、ホントに歳とともに好みは変わっていきますよね。服の趣味もそうですし、女性の好みもそうかもしれません。
しかし、今が良いなら良いのです。
好きなものは好きなんだと、それが言いたい独り言でした。