落書き部屋

のんびり書いていくブログです。

地震に対する脆弱性

先日、胆振震源とする地震が再び発生しましたが、ほぼ直接的な被害はなく安堵したところです。まだ午後9時22分でしたので緊急地震速報に身構えたのですが、あれって大きめの地震だということは分かるのものの、それ以上のことは各自の想像なので怖いですよね。待つこと数秒なのですが体に力が入ります。

地震で揺れている最中、最も懸念したのが前回起こってしまった「ブラックアウト」でした。ホントに偶然なのでしょうが、当日北海道電力地震を想定した訓練をしていたそうで、それのお陰ではないのでしょうが停電などは発生しませんでした。しかしJRや地下鉄などの交通インフラが停止してしまい、多くの帰宅困難者が発生しました。

都市規模が大きくなればなるほどインフラは便利になり、普段の生活でその恩恵にあずかるわけですが、ひとたび地震などの影響でインフラが停止してしまうとこのような困った状況になってしまいます。札幌くらいの規模でこの状況ですから東日本大震災のときの東京は本当に大変だったでしょう。

よく普段から備えを・・・とは言いますが、水や食料などの備蓄はともかく、インフラ停止に備えて歩行訓練なんてしませんしね。昨年9月の胆振東部地震の際もほんの1日半ほどでしたが地下鉄・バスが止まり、車を所有していないと食料調達もままならない状況でしたし、なによりスーパーやコンビニに行って「物ってこんなに一瞬で棚から消えるのか」と驚いたものです。

気象庁の予想では地震への警戒は続けなければならないようですが、なにを準備してよいものか悩んでしまいます。日本に住む者にとって地震は宿命みたいなものなので、皆さんもたまに「もしもの時」を考えておきましょう。