落書き部屋

のんびり書いていくブログです。

自分の衰えはどこまで把握でき、どこまで管理できるのか

東名高速下り線で80代男性の運転する軽自動車が15キロにわたり逆走したました。映像を見ましたが、制止している高速機動隊の方に軽く衝突したり、運転をなかなか止めないなど見ていても「ダメだなこの爺さん」といったものでした。

高齢者の運転についてはここ数年散々言われておりますが、全然なくなる気配がないどころか増えているのではないでしょうか。危険運転は別にしても実際自分で運転していて周囲の運転者をウォッチしていると確かに高齢の方が多い。中にはフラフラとした運転をしている方や、ミラーなど一切見ていなさそうな方が一定数おります。

全ての方を一括りに語るわけにはいかないのですが、恐らく何種類かに分類できるのではと思っております。最初から運転下手な方や高齢になってから運転し始めた方は多少危険さの自覚はあるのかもしれませんが、年齢による衰えで身体機能や認知機能が衰えて危険運転に至っているケースでは本人が無自覚なケースが(逮捕後の証言などから)恐ろしく多いような気がします。

当たり前なのですが、身体機能も病気やケガを除けばある日突然急低下するわけではないので、なかなか自覚するのは難しいのでしょう。私などもふと考えると若いころに比べると随分と目が悪くなり、ここ1年くらいは老眼も入ってきました。たまに草野球をプレーしても「塁間ってこんなに遠かったっけ??」といった具合に脚力も衰えてます。

さすがに視力の衰えで夜間の運転は非常に慎重になりましたが、それ以外ではまだまだ大丈夫だと思っております。がしかし、本当に大丈夫なんだろうか。やはり過信は禁物なのでしょうね。ある程度元気なうちに自分がこうなったら運転を自粛するというような、なんか自分の決まりを考えていたほうが良いのかもしれません。

私の知っている方で数名、自らの危険性を考えて運転免許を自主返納した方がおりましたが、結構重い決断のはずなのにどなたも「もう老いぼれだからもう運転しないんだ」と清々しく仰っておりました。

私もそのように清々しい高齢者になりたいものです。